妄想書き溜め用。
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午前2時。豆電球の切れてしまった寝室に入ると
思っていたよりも深い闇が自分に迫った。
布団の場所、自分の姿すら分からない真っ暗闇の中で、なんとか布団を探した。
見つけ出した布団に入ってしばらくすると、ふと、昔の頃の事を思い出した。
小さい頃、何をしたのかはよく覚えていないが、父に怒られた。
よっぽど言う事を聞かなかったのか、幼い頃の自分は
電気のついていない、夜の真っ暗な寝室の中に閉じ込められた。
小さい自分には届かなかった、電気のスイッチ。届かなかったドアノブ。
何も見えない、ただ自分の甲高い叫び声だけが聞こえた。
出してもらえるまで、ドアを力いっぱい叩いて、泣き続けた記憶がある。
その思い出が、「暗闇」が「恐怖」だというイメージを作ってしまったのだろう。
それからずっと、寝る時は卓上蛍光灯をつけるようになった。
豆電球だけの空間ですら、怖くて眠れなかった。
だが、その蛍光灯の明るさでも十分色々できると分かると
漫画を持ち込んで読んだりだとか、その漫画の中にこっそり紙を仕込んで
ボールペンで、夜中に絵を描いたりしていた。
その後、少し経った時期。夕方頃に、疲れて布団に寝そべるようになった。
夏は蒸し暑かったが、それでも夕方のオレンジ色の中で横になるのが好きだった。
時々昼寝をしてしまって、夜になってしまう時もあったが、何故だか怖くなかった。
むしろ、微かに夕焼け色の残る部屋が、好きになっていたのかもしれない。
そして今。滅多に親より早く寝ることは少なくなり
いつも、暗い寝室に電気もつけず入ることが日課のようになってしまった。
さらに夕方に寝そべるどころか、休日は夕方まで眠る事が多くなった。
どれだけ暗くても、その明暗はもう、自分の中で当たり前のようになっていた。
窓からカーテン越しに、うっすらと光が差す。
その窓の方に手の平をかざすと、おぼろげながらも、自分の手の形が見えた。
小さい頃閉じ込められた時も、そんなに暗くは無かったはずなのに
目が慣れれば色々と見える物があることに、気付けなかった。
でも、今はそれが分かる。黒一色の中でも、見える物がある。
幼少の頃を懐かしんだ自分は、そのまま暗闇に包まれ、眠った。
変わりゆく闇
それは、あの頃気づけなかった物。
だって、雲なんて、ただの水蒸気の塊じゃない。なんのロマンもないわ。
だって、星空なんて、宇宙でガスや塵が爆発してるだけじゃない。何が良いの。
だって、花の香りなんて、人間に作用する物質があるだけでしょ。つまらないわ。
だって、木漏れ日なんて、布をちぎって日にかざせば同じ様な影は作れるわよ。
「…そう現実的に考えないのがロマンなんだよ」
「何で現実的じゃ悪いの?いつも妄想ばっかりな奴よりマシだと思うけど?」
「………」
だからって、そこまで現実的というのも、つまらないんじゃないだろうか。
…なんて考えたのは、秘密にしておこう。言ったらまた文句を言われそうだ。
「じゃあ、君は僕と一緒にいて、楽しい?」
「何よ、いきなり」
「楽しいかって聞いてるだけだよ」
「…そんなの知るわけ無いでしょ!」
ああ、顔を背けられた。でも、それが君の照れ隠しだと、もう知っている。
「…此処にいる僕は、イマジネーションだろうか、それともリアルだろうか?」
「え?」
君が全ての空想を否定したら、君の現実に、僕はいるのかな?
此処にいる、空想的な僕は、君の現実に存在できるかな。
僕が全ての現実を否定したら、僕の空想に、君はいるのかな?
此処にいる、現実的な君は、僕の空想に存在できるかな。
「訳分かんない。そんなことよりどうすんのよ、休日はあと1日なのよ?」
「だって、君が僕の提案した行き先、全部嫌だって言ったんだよ?」
「貴方がつまらなさそうな場所ばっかり選ぶからよ!」
いつもと同じパターン。結局は、全て彼女が決めてしまうのだ。
でも、それで良いんだと思う。
なぜなら僕には現実が無くて、彼女には空想が無いから。
行き先が決まったなら、こんな事を考えるべきじゃない。
二人で、旅行に持っていく、空想と現実の準備をしなくちゃ。
君は僕に現実を。僕は君に空想を。
僕達にロマンスを
二人揃ってこそ、空想と現実が混ざって、心地良いんだ。
どこまでも空。エンドレスリー・スカイ。
メロディー出来てるけど曲に出来ないよ!という歌の歌詞。
なんか詰めたい物いっぱい詰めたら、凄くごちゃごちゃしてしまった、、、。
途中に出てくる鳥とか空の解釈はまあ個人の好みで。
個人的には 空→未来 鳥→主人公ポジション みたいな
途中の英語はそれぞれ
「私は貴方の空を作ることができる」
「貴方の笑顔は私にとって優しかった」
「もう一度、幸せで、輝く日々を」
「貴方が好きだ。私は貴方と一緒に空を向こうを変えられる」
、、、みたいな感じにしたかったけど、そこまで高度な英語能力無いんで
多分、多少意味が違う英文になってしまったかもしれない、、、気にしない。この際。
ふと、目の前が明るくなった。
目の前にいたのは、若いチンピラみたいな人間が数人。
「じゃあ、オレはこれで遊ぼうかなっと」
「いいのか?そんな無愛想な感じのやつで」
「ばーか。こういうやつ程、泣かせ甲斐があるだろ?」
「うわーお前本当に鬼畜だよな。哀れな子だな本当」
「てことでこれ持って帰る。じゃーな」
「おう。せいぜい楽しんで来いよー」
一通り会話をすると、男は僕を連れて場所を移動した。