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妄想書き溜め用。
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戦いが終わり、沢山の犠牲者が出て、ひと時の平和が訪れる。
そして勝利した者が国の頂点に立ち、新しい国、新しい世界を作る。
けれど、英雄は独裁者へと変わり、そのやり方に不満を持った者が英雄を滅ぼす。
こうしてまた新たな戦が起き、また新たな歴史が生まれる。

私はいくつもの歴史を見てきた。気づいたのだ。
あと何年、人間がこの世界で生きていようが、
大体の行く末は同じなのだ、と。

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「神様なんて、残酷だね」

横たわる愛しい人にそう呟いても、答えてはくれなかった。
血の気のない顔、閉じられたままの瞼。
その空間の全てが氷ついたように、とても静かだった。

貴方の存在は僕の中に確かにある。
けれど、僕の存在は貴方の中にはもう無い。
僕に出来るのは、ただ貴方を一方的に思うことだけ。

亡骸になった貴方など見たくはなかったのに。
嘘だ、といって、また笑ってくれればいいのに。
僕の中に残る、貴方の存在は、どうしたらいい?

「神様なんて、残酷だね」

答えてくれる人などいないのに、自然に声に出ていた。
虚しさが押し寄せたのを感じた瞬間
ふと、床が少し濡れているのに気が付いた。

冷たい空気の中、鬱陶しい蝉の鳴き声が
止まった時を、また、ゆっくりと溶かし始めていた。




様なんて、残酷だね

その扉の鍵穴は
既に錆びきっていた。
どんな鍵も拒み、風や光すらも通すことはない扉。
熱く柔らかい砂に埋まりつつある扉は
意味を無くした後も、その場所に存在した。
いつか来るはずの、誰かを待って。

不意に、側にあった振り子時計が
この場所に来てから何千回目かの十時を知らせた。
どれだけ時が過ぎても
時が、その誰かを連れてくる事はなかった。

けれど、扉は待ち続けた。
そして、これからも同じ。
ずっと、待ち続けるのだろう。



その待ち人は、
二度と戻ってくる事は無いと知っていても。





われたざされた

「あなたが、好きです」

それは偶然だった。
放課後、部活の無い僕はいつものように校舎裏に向かおうとしていた。
―――彼女が他の人間に告白してる事など知らず。

「マジで?!本当に俺と付き合いたいの?!」
「うん、、、」
「大カンゲーだって!うわ、俺チョー嬉しい!」

もう一人はそう言って、ハイテンションなまま、近くにいた友人に自慢をしていた。
告白が成功して、隠れて見守っていた彼女の友人達も、彼女を取り囲んで騒ぎだす。

真っ白になった頭の中に、彼女の照れ笑いだけが焼きついた。

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